■心理セラピー(心理療法)と、ヒプノセラピー(催眠療法)
心理セラピー(心理療法)とヒプノセラピー(催眠療法)の関係性及びその位置づけについて少し触れておきたいと思います。
ヒプノセラピー(催眠療法)は、心理セラピー(心理療法)の中の一分野となります。 日本において、ヒプノセラピー(催眠療法)は、一般的にも、また専門的な心理療法の世界でもまだまだ認められていないという現実があります。
ただ、欧米では、ヒプノセラピー(催眠療法)が広く有効な癒しの方法として認められています。
例えばアメリカでは、1958年にヒプノセラピー(催眠療法)が米国医師会と米国心理学会で認められ、また、同年には英国医師会でも催眠を有効な癒しの方法として認めています。
日本では催眠療法(ヒプノセラピー)と言うとまだまだ心理療法(心理セラピー)の世界では地位が低い状況なのですが、欧米では医師会のレベルで催眠療法(ヒプノセラピー)が認められているという状況があるのです。
そして、“催眠状態とはどのようなものなのか?“
ということですが、ある種の“ぼーっと”した変性意識の状態だと言われています。
ただ、それは非日常的な特別な意識状態ではなく、日常よく経験するような意識状態です。人はそのような意識状態になると顕在意識の壁がなくなり、心がオープンになり、無意識である潜在意識へのアプローチが容易になってきます。そのような心の状態を利用して行う心理セラピー(心理療法)がヒプノセラピー(催眠療法)です。
そのような催眠療法(ヒプノセラピー)の特徴である催眠状態(変性意識状態)を利用して、無意識に潜むトラウマの解消やネガティブな思い込みの改善、悩みの解消、性格や自己イメージの改善、対人関係の改善、ストレスのコントロール、自己変革、自己探求などを行っていきます。
さて、催眠療法(ヒプノセラピー)と他の心理セラピー(心理療法)との大きな違いは何なのか言うことですが、ヒプノセラピー(催眠療法)と心理セラピー(心理療法)の明確な違いは、“無意識に有効なものかどうか”という点に絞られるかと思います。
ヒプノセラピー(催眠療法)は、他の心理セラピー(心理療法)と比較して無意識の問題にアプローチすることを得意としているということです。再現性の低い無意識の問題を扱うことが可能であるということが、ヒプノセラピー(催眠療法)と他の心理セラピー(心理療法)との大きな違いであり、その特徴において使い分けがなされています。
当ヒプノセラピー SINBIにおきましても、クライアントの状況に応じて、他の心理セラピー(心理療法)とヒプノセラピー(催眠療法)を使い分けて、より効果的にセラピーを施しております。
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