◆過食嘔吐の克服事例(対人関係療法、イメージ療法)
- 概要
- 女性31歳
過食嘔吐のクライアントとしては、少し重症の部類に入る人が、カウンセリングを始めて3カ月で過食嘔吐がゼロになるという劇的な変化があった事例です。
正直、私は当初、
"これは普通よりも時間がかかるな・・・・"
と思っていたクライアントです。
なぜ、時間がかかると思ったかというと、まず、
"過食嘔吐が毎日で、1日2回〜3回"
という頻度の多さです。 そして、更に、
"昼間からのアルコールを欠かさない"
といったアルコール依存傾向があるということ。
これだけでも、困難なクライアントの部類に入ります。
アルコールがある場合は、まずアルコールから止めていくことが重要になってきます。
簡単なプロフィールです。
身長は165pで、体重は40s
年齢は31歳で、過食嘔吐歴は、15年。
万引き癖があり、2回捕まっている。
既婚で子どもが2人、7歳男、6歳男
といったような状況でした。
そして、子どもの頃、小学3年生ぐらいの頃にイジメにあっていたという経験と、3歳の時に、父親を交通事故で亡くしていて母子家庭であったということ。
これらの環境が、大きく摂食障害に影響を与えていました。
このような人が、3カ月12回のカウンセリングで、過食嘔吐が、ピタリ止まり、ゼロになりました。
私として、当初これは結構時間がかかるなと思っていたので、本当にビックリです。
これだけ、短期間で過食嘔吐が止まったのは、
"本人の強い意思"
"ご家族の協力"
が大きかったのではないかと思います。
それでは、
そのプロセスを紹介していきたいと思います。
過食嘔吐のカウンセリングでまずやっていくのが、
生まれてから今までの経緯を伺って、
"問題の焦点を絞っていく"
ということです。
カウンセリングは、基本的に対人関係療法の枠組みの中で行なっていきます。
そこで、大きく浮かび上がってきたのが、
"言えない"
ということでした。
それは、ご主人との関係の上でということでした。
"ご主人の前で本来の自分でいられない"
というものです。
ご主人がいると、
自由がない!!
いつも顔色をうかがってしまう!!
ということです。
夫がいると、自分のリズムがくるってしまってイライラしてしまう!!
夫がいると家事が思いように進まない!!
一人で家事をしたいのに!!
"でも、言えない!!"
ということで、とても息苦しくなって、いつもイライラしていました。
さて、これはどうすればいいのでしょうか???
対人関係療法だけで進めていく場合には、ここで具体的なコミュニケーションを検討して、ご主人に気持ちを話してみましょう!!
といった形で進めていきます。
でも、
感情的に行き詰ってしまっているとそれは簡単に行かない場合が多いものです。
そのような場合には、この、
"言えない"
原因を見ていきます。
どのようにしていくかと言うと、言えない気持ちを掘り下げていって、過去との繋がりを見ていくということをやっていきます。
言えない気持ちを見ていくと、小学校5年生の自分に行きつきました。
イジメられていて、孤独になっている自分です。
学校でも孤独、家に帰ってからも、母子家庭なのでお母さんはいないし、忙しいお母さんが帰ってきたら、余計なマイナスのことなんか絶対に
言えない。
"楽しいいい子でいなくっちゃ"
と言う思いで、誰にも言えなくなってしまいます。
小学校5年生の自分は、
"すごくいつも気を使っていて、我慢していて、孤独で寂しい自分"
でした。
これが、インナーチャイルドです。
言えない源になっているインナーチャイルドです。
まずは、そんな5年生の自分に寄り添って話を聞いて上げます。
"よく頑張ったね"
"辛かったよね"
"そんなに自分をつくらなくてもいいんだよ"
"たまには甘えてもいいんだよ"
といったように声をかけてあげました。
"偉いね"
"あなたの思いはわかっているよ"
"大好きだよ"
と言って、小学校5年生の自分を抱きしめてあげます。
ここが、とても大切なところです。
自分の中の言えない原因となっていて気持ちを抱えている小学校5年生の自分を認めて上げて、抱きしめてあげるのです。
そして、
"自分の気持ちを話しても大丈夫だよ"
といってあげます。
ここが、とても効果の上がるところです。
実際、これをやった翌週には、ご主人に自分の気持ちを全て話すことができました。
それ以来、ご主人とのコミュニケーションには大きな変化をみせたのです。
まずは、ここでいちばん大きな変化が訪れました。
イライラやいつも我慢している息苦しさが消えていったのです。
そして、その後にやっていったのは、
3歳で亡くなったお父さんとの関係
お母さんとの関係
妹さんとの関係
ここもしっかりと取り組んでいきました。
まずは、インナーチャイルドが癒されて、
"言えない"が"言える"になって、ご主人との関係が良好になってきて、
過食が大分おさまるようになってきました。
そして、次に浮上してきたのが、
"寂しい"
という気持ちでした。
"一人になると、どうしても過食をしてしまう!!"
その深層意識を見ていくと、
"一人ぼっちで寂しい"
という気持ちにつきあたりました。
過食で、その寂しさを紛らしていたのです。
やはり、そこでも、寂しさの源を見ていきます。
そうすると、お父さんとの関係での寂しさや、お母さんがいつもそばにいてくれない寂しさが浮かびあがってきました。
"寂しさを抱えた子どもの自分"
インナーチャイルドです。
自分が一人になると、
" 寂しくて過食して紛らしている"
といった気持ちに気づきました。
そんな子どもの自分を癒してあげて抱きしめていくことによって、そんな寂しさで過食するということもどんどんなくなっていきました。
そこまでいくとあと残っているのは、
"太ってしまったらどうしよう"
という太ることへの恐怖心です。
太ることへの恐怖心をなくしていくためには、まず、
"太る恐怖の本当の理由"
を突き止めます。 奥底ににある本当の理由です。
それを掘り下げて出てきたのは、
"太ったら自信がなくなる"
というものでした。
そして、遡っていくと中学生の頃に行きつきます。
"太っていて自信がなかった自分"
そして、
"ダイエットに成功して自信をつけた自分"
です。
それ以来、
"痩せているのが自分"
というアイデンティティが生まれてしまったのです。
だから、
"太ってしまったら自分がなくなる"
という恐怖心を抱えていました。
これをどうにかしなければいけないのですが、これは、言葉でいくら言い聞かせてもどうにもならないものです。
これを変えていくには、深層意識に働きかけて変えていく必要があります。
いつもそれをやっていく技法が、
"コアトランスフォーメーション"
というNLPの心理療法です。
これが、太る恐さをなくしていくにはとても効果的に働きます。
この技法は、リラックスした状態でイメージとエネルギーをつかっていきます。
この心理療法を施すことによって、体重が増えた自分を受け容れることができるようになっていきました。
あれほど拘っていた、
"痩せていなければ私じゃない!!"
という思いもどんどん薄れていきました。
あれよあれよという間に、太ることを許せるようになり、食べられなかったお米も食べられるようになって、あっと言う間に過食嘔吐は止まってしまいました。
自尊心を取り戻し、我慢したり、自分を演じたりすることがなくなって、自分に自信がついて、とても心が満たされて、気持ちが安定してきたことが過食嘔吐を止めてくれたのでした。

◆拒食症の克服事例 (対人関係療法とイメージ療法)
- プロフィール
- K子さん 年齢20歳 大学休学中
K子さんは、やめられない食事の制限や偏り、運動強迫、気分の浮き沈み、対人関係の問題などにいつも苦しめられて学校へ行けない状況へと追い込まれていってしまいました。
身長は166cmで体重は38kg、発症は中学生の頃で、体重は高校で多少回復しましたが大学に入学してから再び低体重へと陥ってしまいした。
- 摂食障害発症のプロセス
-
K子さんの摂食障害の発症は中学3年生の時で拒食症でした。当時は56sあった体重は35sまで減少してしまいました。
当時は、学校での人間関係であまりうまくいっておらず、さらには家庭での孤立感や孤独感を抱えてしまっていました。
両親はとても仲がよくて、週末にはいつもテニスに出かけてしまい取り残されてしまうような気持ちを抱えていました。そのような中で、両親に否定されることを極度に恐れていました。
特に母親に否定されるようなことがあると食べないということで反抗するということを小学生の頃からしていました。
また、2歳年下の妹の存在が様々な面で影響を与えていました。妹は両親に気軽に我儘を言えるタイプでK子さんとまるで反対のタイプでした。妹さんは父と仲がよくて、二人が何を考えているのかよくわからずいつも気になってしまっていました。
拒食症になってからもこの父と妹のことがとても気になってしまいよく気持ちが動揺してしまっていました。
また、母親に小さい時からいつも放っておかれたという思いがつよくて、否定的なことを母に言われると見捨てられるのではないかといった不安に陥ってしまいパニックになってしまうことがしばしばありました。
そのような背景の中で、人が信じられなくなっていってしまい、人間不信へと陥ってしまったのでした。両親のことが信頼できない、学校の同級生も信じられない、人が信用できない、他人に心が開けないといった状況で、それは、小学生の頃から大学まで同じような状況が続くことになってしまいました。
ただ、そのような状況でも高校生の頃は勉強や部活に打ち込むことによってなんとか乗り越えることができていましたが、大学に入学してからは、勉強や人間関係がうまくいかず、またダイエットや食事が気になるようになってしまって、どんどん低体重へと逆戻りしていってしまいました。
- カウンセリングでの対応
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カウンセリングで一番重視したのは、人が信用できない、心が開けないというところです。
そこで特に重視したのはお母さんとの関係性のところです。
そして、次に注目していったのが妹さんとの関係の中で起きてきていることです。
人間不信の多くは、まず最初に家庭の中で起きてきてしまっています。
そこで、まずは、お母さんとの関係性を見直していくというところから取り組んでいくことにしました。
大切なのは、お母さんと気持ちのレベルでのコミュニケーションをしていくということです。
K子さんには、お母さんに否定されたり、お母さんに対してイライラすることがあると、何も言わずに黙って部屋に閉じこもってご飯を食べないことによって訴えるという行動パターンがあったので、何かあったときに、ちゃんと言葉で気持ちを伝えるということをやっていってもらいました。
また、お母さんに何も言えなくなってしまうのは、過去の嫌なイメージが大きく影響していたので、イメージ療法でそのブレーキになってしまっているイメージを変えていくということをやっていきました。
そして、妹さんのことが気になるということに関してもイメージ療法で過去に抱えてしまった思いを変えていくと同時に、現実の目の前で気になっている事をちゃんと妹さんに伝えていくということをやっていってもらいました。
そのようにして、まず家族との関係性の見直しをしながら、実際のコミュニケーションを変えていくという実践していくことによって、少しずつ心を開くことができるようになっていきました。
そして、家族との信頼関係を取り戻すことできていった上で、友達関係や外での対人関係を見直していくということをやっていきました。
そのような取り組みによって、人への信用を取り戻して、自分自身への信頼というものも取り戻していくということができるようになりました。
このようになっていくと自然と食へのこだわりも薄くなっていき、当初抱えていた食事の制限や偏り、運動強迫、気分の浮き沈みというものがみるみるうちに改善されていきました。
- K子さんご本人の談話
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私が症状がひどくてご飯が食べられないときは、いつもは母との関係がこじれていたように思います。
言いたいこと、思ったことを口にするとすぐけんかのようになったり、母の機嫌が悪くなるのが嫌で黙り込んで心のなかでもやもやして、「私は怒っているんだ、こうなんだ」と口にすれば済むことを、食べないことで表して反抗してました。
中学3年の時の病気になり始めた時は、嫌なことがあるとすぐに食べずに反抗してました。
今思うと食べないことで自分の言いたいことを言えないストレスを表してたんだと思います。
そしていろいろありましたが、少しずつ話をしてみようと、言い合いになっても仕方ない、言いたいことは言おう、と頑張ってみました。
するとすこしずつですが自分の思っていることを母に言ってみることで、今までのもやもやがスッキリし始めて、そして、母との関係が良くなるにつれて食べられるようになってきたと思います。
他には、友達が(いないと思っていた)久々にメールをくれたり、周りの人が私の事を必要としてくれていることに気が付いたり、自分のしたいことがやれたり、と、心がすっきりしているときには食べられていた気がします。
今でも心がもやもやしたり、嫌なことがあって(母との関係がこじれたり、、、)(最近はほぼなくなりうまくいってる気がします。)食べたくない、、、なんて思うことがあると食べられなくなりそうですが、いまのところ大丈夫です!!
そして、最近は食べることを許す=自分を許す=自分を信じて、自分を大切にする
これを心がけると食べられる気がします。反抗の為に食べないことで、自分を痛めつけなくてもいい、自分の生きたいように自分の心に素直にイキイキと生きようと心掛けるようにしていると食べられている気がします。
疲れすぎないようにして、常に心の声が聞こえるよう心がけていれば大丈夫な気がします。

◆ひきこもり・うつ病の事例
- 概要
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24歳 男性 無職 東京都在住
大学生の頃に学校に行けなくなり、ひきこもる。
ひきこもってから4年が経過。
ひきこもりとは言っても、インターネット上の友達はいて、そのOFF会などには参加することができている。
それ以外の友達に会うことはできず、当然アルバイトもできない。
復学を希望している。
- 経緯
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小学校・中学校と成績は優秀。 小・中と塾通いで過酷な勉強に耐えていた。
母親が教育熱心で勉強せざるを得ない状況で、とにかく頑張った。
ただ、勉強は好きでやっていたわけではなかったのでとても辛かった。
高校に入って、全国模試で満足のいくいい成績を取れてからは勉強をあまりやる気になれなくなってきた。
人間関係の構築は中学ぐらいの頃から苦手な意識ができてきていた。
あまり人のことを信用できないという側面も持ち合わせていた。
また、母親に対しても、自分の気持ちや考えをハッキリ言えないということも多かった。
大学に入ってからは、遠距離で通学に時間がかかるということもあり、友達ができなかった。
アルバイトなどでも人間関係はうまくいかず、すぐダメになってしまい苦手であった。
大学では、勉強にもあまり意味が見出せず、友達もできず、学校に通うのが段々苦痛になっていく。
そこで大きく影響してしまったのが、勉強への苦痛な感覚。
勉強をしようとすると中学校の頃の勉強の辛さが蘇ってきて嫌になってしまう。
また、勉強することの意味や将来について考えると暗い気持ちになってしまい、何もかもが嫌になってしまい学校に通う意味も見出せずに行けなくなってしまう。
そうして、学校に行けなくなって、同級生が就職し始めてからがまたひきこもる気持ちに拍車がかかってしまう
自分は取り残されてしまった。ダメな人間だ。
もう、友達にも会えないし、外に出ると人の視線が気になってとても怖くなってしまう。
復学はしたいけれど、そのためにはまた辛い勉強をしなくてはいけない。
また、人にダメな奴だと思われれているだろうから、外に出て人に会うことなど絶対できない。
ひきこもる期間が長くなれば長くなるほどに復学へのハードルが上がっていってしまう。
- カウンセリング内容
-
対人関係療法・イメージ療法・認知行動療法を混合でその状況に合わせ適用。
まずは、勉強の怖さがトラウマとなっていたのでそこはイメージ療法で対応。
また、対人関係も重要なファクターとなっていたので、まずは重要な他者である母親との関係から検討し見直しをしていく。
ある程度進んだ段階で、アルバイトを始めてもらいそこで対人関係の練習をしていってもらう。
また、勉強や学校、将来の仕事や人生設計においてネガティブな気持ちを拭い去れず、結局は今のひきこもっている環境がいちばんいいという認識をもっていたので、そのような認知の修正をカウンセリングを通して図っていった。
そのようなことをしながら、勉強に対する恐怖の軽減を図り勉強できるようにしていき、対人関係についても家族との関係やアルバイトを通して練習しながら改善をはかっっていった。
そして、いちばんの難関であった人生の捉え方、要は、ひきこっていることがいちばんといった考えの修正を、イメージ療法や認知行動療法などではかっていきました。
その結果、対人関係も良好に築けるようになり、勉強への恐怖感もなくなり、いちばん重要であった人生の捉え方も変わり、前向きに考えられるようになっていきました。
そして、最終的な目標であった復学を果たし元気に勉強に励めるようになりました。
◆摂食障害、過食症の事例(対人関係療法・イメージ療法・催眠療法)
- 概要
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42歳 女性 会社員 東京都在住
子どもの頃から太り気味で最近特に過食が顕著となり 体重が増加。
いつも食べることばかり考えていて、気持ち悪くなっても食べ続ける。
ダイエットに取り組んでも長続きせずにすぐリバウン ドしてしまう。
肝機能に影響が出てきておりどうにかしたい。
摂食障害の過食症、対人関係療法とイメージ療法・催眠 療法で対応
- 経緯
-
小学校2年生までは普通の体重だったが、3年生ぐらい から太り始めた。
小学校3年生からイジメにあっていていつも死にたいと思っていた。
両親にそれを言っても ”イジメ返してこい”と言われて、言っても無駄だと思いそれ以来言わなくなった。
母は、19歳の時に亡くなっており、3人兄弟の長女であったこともあり、母親代わりの役割を背負うことになる。
父親も長女を亡くなった妻代わりのように扱いそれが当然のようになっていた。
最近、過食がひどくなったのは、前の会社でのトラブルに端を発している。
一生働きたいと思っていた会社であったが、社長の交代で方針が大きく変わり、それまで充実して働いていた職場が一変してしまい窓際へと追われてしまった。
様々な不条理な出来事が重なり会社を辞めることになる。
また、丁度同じ時期に友人・叔母などの裏切りがあり人間不信に陥ってしまう。
積年のストレスと会社での不条理な出来事、人間不信など、裏切られ感が重くのしかかり過食に拍車をかけてしまった。
- カウンセリング内容
-
対人関係療法・イメージ療法・催眠療法を混合で適時8回実施。
その後は過食症は改善したので引き続き、ダイエットカウンセリングへ移行した。
まず、小学校・中学校でのトラウマ体験、積り積った ストレス解決や心の傷の癒しを施していく。
また、母親の死による悲しみ・恐怖・不安、その後の重責によるストレスを軽減していく。
また、父親との関係が悪く過去についても問題を解決しながら現在のコミュニケーションも見直し、今現在のストレスも軽減させていった。
叔母・友人の裏切りについてもイメージ療法・催眠 療法で抑圧されていた怒りや悲しみを解放して軽減していった。
最後に直近の大きな出来事であった不条理な会社で出来事について、問題と気持ちを整理していくことによって、怒りや悲しみが解放されいくことになる。
あとは今現在の対人関係を見直し、感情の処理のやり方やコミュニケーションの方法を見直すことによって大幅に日々のストレスは軽減されて、過食はほとんど なくなる。
- 成果
-
当初はダイエット目的のカウンセリングではなかったが、ダイエットをせずにカウンセリングを3カ月継続しただけで、体重が7s減少。
父親や他の家族、友人関係や職場での人間関係も良好になる。
また、数十年いなかった彼氏が出来るというおめでたい話までもあり、今はダイエットカウンセリングに取り組んでいます。
ご本人は、”お陰様で人生が180度変わり好転してしまいました。おまけに今まで封印していた彼氏までできるなんてビックリです。本当にありがとうございました。”
とおっしゃっています。
◆摂食障害、過食嘔吐の事例(対人関係療法・催眠療法)
- 概要
-
37歳 女性 主婦・会社員 東京都在住
高校2年生のころから過食嘔吐が始まり現在は週3・4回
特に5年ほど前から激しくなる。
摂食障害の過食嘔吐、対人関係療法と催眠療法で対応
- 経緯
-
結婚して10年。5年前から2世帯で義理の父母と暮らす。
夫とは仲はいいが、薄い壁を感じている。摂食障害のことや他のことでも隠し事があるからかもしれない。
子どもはおらず不妊治療中。
義理の父母にはとても気を使い大きなストレスになっている。
夫がその点でまるで頼りにならない。
実家は両親の仲が悪くて、子どもの頃はいつも両親に気を使っていた。
母はいつも離婚したいと言っており、女性には自立できなければいけないなどとよく言われていた。
母が好きだったので、わがままは言わずに、何とか家庭の平和を保ちたかった。
小学生ぐらいの頃から、常に人の顔色を伺い、自分の思っいることは言わずに極力周りに合わせるようになっていった。
大人になってもそれは変わらず、常に周りに合わせるようにしており、人からの頼み事を断れない性格になっていた。
- カウンセリング内容
-
対人関係療法・催眠療法を9回実施。 過食嘔吐はストップ。
まず、ノーが言えない、周りに合わせてしまう、自分の気持ちが言えないというところに取り組む。
その原因は、幼少の頃の家庭環境にあったので、まずはそこを 徹底的に見直していった。
当時の出来事やその時の気持ち、とった行動など詳細に聞き、本当の望み何だったのか、満たされない気持ちは何だったのか?
満たされない気持ちについては、催眠療法で満たしていき現在にも繋げていくようにする。
そして、現在の対人関係について詳細に検討。特に年上男性への対応、義理の父母とのコミュニケーションの方法を見直す。
現在の対人関係でポイントなったのは、まず夫との関係でした。
隠し事がある、義理の父母とうまくいっていないというところです。
まず、義理の父母のストレスについて、ちゃんとご主人と話をしてもらいました。
ちゃんと正面から話すと夫は理解を示してくれて、義理父母の間にも入ってくれるようになり、頼れる夫になっていく。
さらには、ずっと隠していた摂食障害のことも夫に話ができ、夫との壁がなくなったと同時に義理父母との関係も改善されていくことになる。
会社と家庭でのストレスは激減して、過食嘔吐は完全にストップする。
◆摂食障害の過食嘔吐の事例(対人関係療法、催眠療法)
- 26歳 サービス業
-
女性のケース過食嘔吐の習慣が4年ほどあり止められない状況。
特に仕事上でのストレスが多くある状況で激しくなる。
そのストレスは、本音を言えない、ノーを言えないというところに起因しているものがほとんど。
このケースも子ども頃からの母親との関係で、本音が言えない母親の顔色をうかがうというところが他の対人関係に如実に現れているケースである。
このケースは、催眠療法と対人関係療法を交えて対応していく。
まず、催眠療法では現実の自分をを客観的に見ていきます。
少し離れたところから自分自身を眺め気づきを促していきます。
そして、そこにある気持ちを明確していきます。
それから、その気持ちがどこから来ているのか?その気持ちが生まれる最初の原因へと遡っていきます。
この場合は、子どもの頃の母親との関係でした。
ここで、満たされなかった母親との関係を満たしていき癒しへと繋げていきます。
充分な癒しを得られたあとで、自己の再構築を行って行きます。
自信がなかったり、人の目を気にして気を使いすぎる自分から自信があって、何でも言える自分への変容です。
催眠療法では、過去の癒しと自己イメージの再構築を行って行きます。
そして、その後対人関係療法へと繋いでいき、現実のコミュニケーションの改善を図り対人ストレスを軽減させて行きます。
このケースでは、2回〜3回の催眠療法で確実に効果が上がり、対人関係療法ではより自信を深めていくという形になりました。
- [事例] 30代/東京都在住/主婦 MSさん
-
パチンコ依存症で悩まれているとのこと。
この依存症をなんとか治したいということと、前世療法受けてみたいというご希望でした。
まず、カウンセリングで今までの経緯を伺いました。
パチンコは15年ほど前から、ストレス解消にいいと友人に勧められ始めて以来止めたくても止められない状況に陥ってしまったとのこと。
ストレスは、今は離婚している前の夫の激しい暴力によるものでした。
15年間我慢して結婚生活を続けていましたが昨年離婚しています。
離婚をして今は再婚して、優しい夫に恵まれ、幸せな結婚生活を送っていますが、未だにパチンコが止められずに困っているということです。
カウンセリングで経緯を伺った上で、今の心理状態を軽い催眠状態で探っていきます。
パチンコが止められない深層心理を突き止めていきます。
そして、その状態をしっかりと掴んだ上で、潜在意識にアプローチしながら変革を促していきます。
ここで感情やイメージ、身体感覚にアプローチしていくのですが、MSさんの特徴として、パチンコへの衝動に際して、背中が痛いという身体感覚を強く訴えられました。私は、その背中の痛みがポイントになると直感して、更に背中の痛みに集中してもらいました。
「どのような痛みですか?」(セラピスト)
「刺されるような痛みです。」(クライアント)
「何で刺されているのですか?」(セラピスト)
「槍で刺されているようです」(クライアント)
「誰に刺されているのですか?」(セラピスト)
「前の夫です。」(クライアント)というもの・・・。
離婚はしたものの前のご主人の暴力がまだ身体に染み付いていてパチンコンへの依存から抜け出せないという無意識の問題のようです。
ここから更にリラックスしていただき、今の自分から抜け出して客観的に自分をみていただきます。
こうすることによって、ネガティブなものを切り離していくことができます。
ネガティブなもの、この場合は背中の痛みを切り離した上で、あらたな自分を構築していきます。
そして、あらたな自分と現在の自分を統合していきます。
MSさんの場合は、あまりにもスムースに統合されてしまいました。
今の自分に戻って、背中の痛みを確認してもらうとキレイに痛みは消えていました。
あまりにスムースに完結してしまったので、そのまま前世療法へと入っていきました。
MSさんは、前世ではマークというアメリカ人男性でした。
マークは船舶輸送の仕事をしていたようです。まじめに仕事をして奥さんとお子さんにも恵まれていました。
ただ、ギャンブルに興じることが多かったようです。そのギャンブルは借金をしてまでもやっているようです。
でも、その借金はある男に騙されて出来たもので、その騙した男が金貸しでもあったのです。
マークはその男に金を返すように迫られますが、そんな簡単に返せるものではありません。
しかも、その男に騙された結果の借金なので気持ちも収まらないのです。
ある日マークは気持ちを抑えきれずにその男と激しくやりあうことになります。
そうして、とうとうその男が槍を持ち出しマークの背中を刺してしまします。
マークはこれが原因で亡くなってしまいます。何を隠そうその男とは、今生での前の夫だったのです。
前世で背中に槍を刺した男が、何の因縁か、今生では夫となって暴力を振るっていたのです。
MSは、すべてが繋がって、すべてが融けていくようでした。前世の呪縛からやっと解き放たれたという感覚です。
MSさんはそれ以来パチンコをやることもなく、平穏な生活を送れるようになりました。
これは実際にあったセッションの内容です。あまりもキレイにでたので、ご本人に了解をいただき掲載しています。
MSさん、ありがとうございます。
- [体験談] 40代/埼玉県川口市在住/主婦
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先日は大変ありがとうございました。
あれから、まだ一週間しか経っていないのが嘘のように違う自分になってしまいました。
私のセッション体験談を書かせて頂きます。
私は自分の身内との関係を修復したいとの思いからセッションを受けることにしました。
父に対しては強い憎しみの想い、母に対しては体が弱いのに父に邪険に扱われ可哀そうと思いつつ関わりを持ちたくない、避けたい想い、すぐ下の妹に関しては、考えただけで恐ろしい、身震いがしそう。小さい頃からこの妹からは精神的にも肉体的にも暴力を受けて来ました。大人になった今も体に傷跡が残っています。一番下の妹にのみ、可愛い、本当に可愛いと言う思いでいれます。
小さい頃から常に暴力と、お金の事での喧嘩の音、怒鳴り声が絶えない家庭でした。一番は父の障害者である一番下の妹に対する体罰、常にあざだらけになっていた妹を思うと憤りを感じずにはいれません。父の事を考えるとお腹の中に黒い膜が張っているようで、非常に重い感じがします。
常日頃から、胃腸の調子が良くないのも事実でした。
先生の判断で過去世からの関係があるのかもしれないと言うことで、過去世への退行催眠のセッションを受けることになりました。
先生の案内で辿り着いた自分の姿はと言うと、安土桃山時代で鎧を着て大きい鉄の門の前に立っていました。顔を覗き込むと今とは全然違う、色白で凄く綺麗で、しかし、いかにもか弱そうな25,6歳の若い男性でした。その門から常に生活をしていた建物の中に入るとその男性は実は女性で、ご主人が亡くなられて仕方なく自分が鎧を着て家族を守っていたようです。建物は赤い柱と白い壁でできている寺院風の武将の館らしいです。(奥州平泉かな?)
周りを見渡すと、現世での長男が同じく鎧を着て周りを見張っています。現世の主人は前掛けをして、どうやらその時代の私の身の回りの世話をされる方のようです。現世の長女は髪結いです。現世の母親はどうやら自分の息子を亡くした、私のお姑さんです。青白い顔で俯いています。家族の顔が色々見えてワクワクしてきました。
さあ、今度は家族そろって夕飯の時間の所に行きました。現世の一番下の妹はおかっぱの2.3歳の私の可愛い一人娘で、非常に私に可愛がられています。40歳位の目つきの怪しい男性が招かれて一緒に食事をしています。その男性は現世のすぐ下の妹です。招いたのは今現在、近所に住んでいる叔父夫婦のようです。どうやらその時代の私を陥れようとしているようです。二人でニヤニヤ怪しい笑みを浮かべています。その目つきの怪しい、40歳位の男性を私はものすごく恐れています・・・
今度は、その近い未来に行きますと、建物の中には誰もいなくて、私と身の回りの世話をしてくれていた、現主人と二人きりで佇んでいます。寂しそうです。何故、あんなに賑やかな館が、寂しい館になってしまったのか、その原因の出来事が起きた時間の所に行くと・・・何と、現世の妹が皆殺しをしている最中です。地下室に隠しておいた財産も全て持ち去りました。お金目的で一家皆殺しをしたようです。私は現主人が匿ってくれたおかげで命が助かりました。そして何とその時代の私の主人は、この事件の前に現世での父親に、同じくお金目的で殺されたようです。私は皆殺しをされているのを見て、恐ろしくて、怖くて大泣きしました・・本当に恐ろしかったです・・生で、現実で見てしまったので・・・
次はその事件のかなり未来に行きました。私は年をとって60歳前後になっています。現世の主人も同じくお爺ちゃんになっていますが相変わらず私の身の回りのお世話をしてくれています。 二人とも凄い山奥に住んでいて、私は何か勉強しています。医学の勉強です。
その土地で村人達に無償で医療行為をしています。つつましい生活、村人達に喜んで頂いている老後です。私の葬式の場面では皆にありがとうと感謝されています。現世の主人も同じく見送ってくれました。
天に昇り周りを見ると、亡くなった現世の祖母が迎えに来ていましたが、祖母には一緒には行かないと伝えました。
現世の私に戻り、家族皆殺しで悲しい想いに合わなかったようにするには?と先生に聞かれ、又過去世に戻り、隠していた財産を皆が喜ぶように分け与えました。そうすると、もっとお金持ちになってしまったようです。皆殺しも起こりませんでしたが、残念ながらその時代の主人は、病気で早くに亡くなり、やはり現世の主人がずっとそばにいてくれたようです。穏やかな一生です。
元を辿れば、欲深い私が自分で不幸の原因を作って、勝手に周りを恨んでいたのです。 老後はいい人生でしたが・・
又、現在より5,6年先に行きますとスーツを着て生き生きと走り回っている私がいて、現在の私に「もっと他人のことを信じていいのよ。大丈夫。自分に自信を持って!!」 とメッセージを貰いました。
その時以来、10数年に及ぶ酷い肩こりが無くなり、身も心も軽くなりました。 胃腸の働きがすごく良くなり、体力もつき、家族に対して楽観的に考えられるようになりました。
ありがとうございました。
- [体験談] 40代/滋賀県在住/主婦
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過食があり、それが尋常ではなく、深い飢餓感をも覚え、恐怖すら感じるということ。
過食は、幼少の頃が原因している場合も多くありますが、胎児期や前世代からの伝達であったり、前世が影響している場合もあります。
このケースでは、クライアントに確認して、先祖から世代間伝達が気になるということで前世代を中心にしながら胎児期の影響もみていきました。
下記はセッションの翌日にいただいた感想です。
先日お世話になりました。
その節は長い時間ありがとうございました。
お蔭様で沢山のことが腑に落ちました。
どうして、幼いころからこの世が辛かったのかどうして、一つ一つ心がクリアーになっていくたびに身体がそれを引っ張ろうするのかそのわけがわかりました。
しかし私がご先祖様から受け継いだ大切なものとしてこれからは自分の闇を愛していきたいと思います。
今回セッションを受けられたこと大変感謝しております。
ありがとうございました。
しっかり取り組んで克服していくには、合わせて対人関係療法のセッションを受けていかれることことがお薦めです。
詳しくは、摂食障害専門サイトをご覧ください>>>>
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